河瀬義昭 ジョブズ超え

今世紀の最高の発明家となるか?スティーブ・ジョブズを超える男とは〈dot.〉

dot. 12月9日(月)22時45分配信

 「ビジネスパーソン・オブ・ザ・イヤー2013」が米フォーチュン誌の12月9日号で発表された。毎年年末に発表されるこのランキングは、世界中が注目するビジネスパーソン・ランキングだ。今年のベスト5は以下の通りとなっている。

1.イーロン・マスク(テスラモーターズ CEO, スペースX CEO, ソーラーシティ筆頭株主)
2.ダニエル・ローブ, デイヴィッド・アイホーン(活動的投資家)
3.馬化騰(テンセント CEO)
4.アンジェラ・アーレンツ(バーバリー CEO)
5.リード・ヘイスティングス(ネットフリックス CEO), ジェフ・ビューケス(タイムワーナーCEO)

 まず、2位以下を見てみよう。2位のダニエル・ローブ, デイヴィッド・アイホーンはアップルの株を大量に取得するなどした投資家。3位の馬化騰は中国でインターネット事業を展開。4位のアンジェラ・アーレンツは、デジタルマーケティングでバーバリーを復活させ、5位のリード・ヘイスティングスとジェフ・ビューケスは、DVDなどの映像事業の再編をしている。ちなみに6位がジェフ・ベゾス(アマゾン CEO)、7位が日本人最高位の豊田章男トヨタ自動車 CEO)である。

 いずれも優れたビジネスパーソンだ。しかし、1位のイーロン・マスクはその事業内容のスケールが違う。テスラモーターズは電気自動車、スペースXは宇宙ロケット、ソーラーシティは太陽光発電である。彼は、これからの人類に必要な事業をことごとく引き受けているのだ。

▼21世紀最高の発明家の候補に

 20世紀は、トーマス・エジソンヘンリー・フォードスティーブ・ジョブズなど「偉大な発明家」たちが輝かしい歴史を切り拓いた。では、21世紀の「最高の発明家」はいったい誰がなるのだろうか?米The Atlantic誌は、アマゾン創業者のジェフ・ベゾスや、「インターネット」の父と称されるヴィントン・サーフなどを抑え、イーロン・マスクを選んだ。

 イーロンは1971年に南アフリカで生まれ、米国のペンシルベニア大学で物理学と経営学を学ぶ。スタンフォード大学院に入ったが、たった2日で辞めるとネット企業「Zip2」を創業し、その後、ネット決済サービス会社Xドットコムを興す。これが「ペイパル」の母体となる。そのペイパルは世界有数のオークションサイトeBayが買収、イーロンはそれにより得た約170億円の巨額資金でスペースX社を創業し、宇宙ロケット開発に参入した。この時、「シリコンバレーの成功者が、なぜ、宇宙開発に?」と世間は驚いた。

 だが、本当に驚くべきことは、スペースX社が独自でロケットを開発し、2012年には国際宇宙ステーションとのドッキングに民間企業として初めて成功した点だ。しかも、ロケットの開発・製造コストは従来の10分の1と革命的だった。ベンチャー会社が、NASA(アメリカ航空宇宙局)流の古いやり方に風穴を開けたのだ。

 それだけではない。イーロンのもう一つの会社「テスラ・モーターズ(電気自動車メーカー)」は、ノートPCのバッテリーを約7000個を搭載した、ポルシェより速く走る高級スポーツカー「テスラ・ロードスター(価格は10万ドル(約1千万円)」を開発した。業界関係者は騒然とし、ハリウッド俳優のレオナルド・ディカプリオたち有名人たちは、こぞってこのEVカーの購入に名乗りを上げた。かくして、ロードスターは一躍スポットライトを浴び、テスラ社はフォード以来の新たな自動車会社として株式上場も成し遂げた。

 しかも、イーロンはEVカーの弱点だった充電ステーションを独自に全米に展開し、米大陸の横断を可能にしようと動き出した。個々の充電ステーションは太陽光パネルを有し、セルフ発電による余った電力を売電することも可能だ。太陽光パネルの設置は「ソーラーシティ社」が行うが、これもイーロンが会長を務める会社である。

 ロケット、EVカー、太陽光発電、どれもが国家レベルでも手を焼く難事業だが、それをイーロンはひとりでやろうとしている。アップルのスティーブ・ジョブズは、パーソナルコンピュータで人々の生活に革新をもたらした。ジョブズを超えると言われているイーロン・マスクは、人類と地球の歴史を変えようとしている。

 イーロン・マスクは21世紀の最高の発明家になれるのか。イーロンは未来の先導者なのか。幸運にも、我々はそれを見届けることができる時代に生きている。

    

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わが子が天才・秀才になるかは10歳までの仕込みで決まる

プレジデントファミリー 12月8日(日)10時15分配信

 子供の認知能力は、成長すればするほど遺伝の影響が大きくなる――。そんな現象が、テキサス大学オースティン校の研究で明らかになった。

 同校の研究班が発表した論文によると、認知能力に占める遺伝的要因の割合は、幼児期には25%以下だが、思春期には約70%に。一方で環境的要因の影響は、幼児期の65%から思春期には25%以下に低下していた。素朴に考えれば、後年ほど環境的要因の影響が大きくなりそうなものだが……。

 その原因は、もともとの遺伝的傾向が経験を通じて「増幅」されることにある。たとえば、向上心の強さを親から受け継いだ子は、難しい目標に挑戦するなど自らの向上心を満足させる行動を好む。成長するにつれ親や教師が子供の自主性を尊重する結果、子供自身の行動を通じて、持って生まれた傾向がますます強まるというわけだ。

 さらに、増幅の土台をつくる10歳ごろまでの環境も重要らしい。経済的理由などで情報や選択肢の少ない環境で育った子供たちは、より選択肢の多い環境で育った兄弟姉妹に比べ認知能力が全般に低く、かつ親からの遺伝的影響も小さかった。

 10歳ごろまでにいろいろな経験をさせ、思春期になったら自主性を尊重して自由な探求を許す――わが子の潜在的な認知能力を最大限に増幅させるのは、そんな育て方ということか。

川口昌人=文

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